夜道を歩くときには、不審者や犯罪者から身を守るために、防犯グッズを携帯することがおすすめです。
しかし、どんな防犯グッズがあるのか、どうやって選ぶのか、どうやって使うのか、などわからないことも多いでしょう。
そこで、この記事では、女性が夜道を歩くときに必要な防犯グッズと対策についてご紹介します。
夜道を歩くときに注意したい犯罪
夜道を歩くときには、以下のような犯罪に注意しましょう。
- ひったくり
バッグや財布などを奪う犯罪です。
自転車やバイクなどで近づき、素早く荷物を引っ張って逃走します。 - ストーカー
特定の相手に対して執拗につきまとったり、嫌がらせをしたりする犯罪です。
恋愛感情や復讐心などが動機となることが多く、被害者の行動パターンや住所などを把握しています。 - 性犯罪
強制わいせつや強制性交など、相手の意思に反して性的行為を強要する犯罪です。
暗闇や人気のない場所で襲われることが多く、重大な身体的・精神的な被害を受ける可能性があります。
夜道を歩くときに注意したい場所

夜道を歩くときには、以下のような場所に注意しましょう。
- 路上
塀や建物などで見通しが悪い道路や、空き地や公園に面した道路は危険です。
また、交通量や人通りが多い道路から一本入った住宅街の道も不審者に狙われやすいです。 - 駐車場・駐輪場
前面道路から奥まったところにある駐車場や駐輪場は不審者の隠れ場所になります。
また、駅付近の駐車場ではマイカー利用者を狙って車中で待ち伏せされることもあります。 - 集合住宅
集合住宅のエントランスや階段部分、エレベーターは不審者に襲われやすい場所です。
また、ブロック塀などで死角となった集合住宅の敷地内や、田畑・駐車場・公園などが隣接する集合住宅も注意が必要です。 - 公園
遊具や樹木などで死角が多い公園は危険です。
特に、前面道路から見通しが悪い公園や、ゴミや落書きなどが放置されている公園は管理が行き届いていないため、不審者が潜んでいる可能性が高いです。
夜道を歩くときに気をつけたいこと
夜道を歩くときには、以下のようなことに気をつけましょう。
- 安全な道を選んで歩く
夜間は、なるべく人通りが多く、明るい道を選ぶようにしましょう。
近道だからといって、暗い公園や駐車場などを通り抜けるのは危険です。
いざというときのために、夜間でも営業しているコンビニやファミレスなど、すぐに逃げ込める場所を把握しておくことも大切です。
帰宅が深夜になったときは、タクシーを利用することも検討してください。 - 「ながら」歩きはしない
スマートフォン操作をしながら、イヤホンで音楽を聴きながらなど、「ながら」歩きはやめましょう。注意力が散漫になるので、「ながら」歩きを狙う不審者もいます。
夜道を歩くときは、ときどき後ろを振り返るなどして警戒しながら、キビキビと急ぎ足で歩くことを心がけましょう。 - 荷物は車道と反対側に持つ
ひったくり犯は、バイクや自転車などで迫って素早く荷物を奪います。
狙われないよう、道路とは反対側に荷物を持つ習慣をつけましょう。
なるべく歩道と車道が区別された道を通るようにしてください。
またバッグはチャックやフラップでしっかり閉じられるものを選ぶと、スリ対策にもなります。 - 防犯ブザーを目立つように身につける
防犯ブザーは、いざというときに危険を周囲に知らせてくれる防犯グッズです。
バッグの表側に防犯ブザーをつけておくと、警戒心をアピールできるので、犯罪抑制効果も期待できます。
スムーズに手が届く位置にいつも携帯し、夜間に歩くときは、すぐに防犯ブザーを扱えるようにしておきましょう。
女性向けの防犯グッズの種類と特徴
女性向けの防犯グッズには、以下のような種類があります。
- スプレー
不審者に向かって噴射することで、目や皮膚に刺激を与えて逃げる時間を稼ぐことができるグッズです。
市販されているスプレーには、液体やガスのものがあります。
液体のものは、噴射距離が長く、風に流されにくいというメリットがあります。
ガスのものは、噴射量が多く、広範囲に効果があるというメリットがあります。
どちらも使用後はすぐに警察に通報する必要があります。 - 護身用品:不審者から身を守るためのグッズです。
護身用品には、手袋型のものや、スパイクがついたリング型のもの、手首に巻くタイプのものなどがあります。
また、護身用品として、傘を使う方法もあります。
傘を開いて、不審者に向かって突き刺すことで、逃げる時間を稼ぐことができます。 - 防犯ブザー
いざというときに危険を周囲に知らせてくれるグッズです。
音量が大きく、遠くまで聞こえるものが多いです。
また、LEDライトがついているものもあります。 - LEDライト
暗い場所での視認性を高めるためのグッズです。
スマートフォンのフラッシュライト機能でも代用できますが、バッテリー消費が激しいため、LEDライトを持ち歩くことをおすすめします。
まとめ
この記事では、女性が夜道を歩くときに必要な防犯グッズと対策について紹介しました。
夜道を歩く女性は、自分の身を守るために、常に警戒心を持って行動しましょう。